2月6日放送の『情熱大陸』に出演の写真家、西野壮平さん。
自らが撮った写真をコラージュして、いろんな風景を作品にしています。
1万枚を超える、というか、何枚あるのかわからないほどの…
おびただしい数の、自らが撮影した写真を切って、貼って、ひとつの都市や富士山などの風景にしていく。
自分が旅した場所の風景を、記憶を辿りながら、手間隙かけて繋ぎ会わせてつくり上げるなんて、本当にすごいです。
誰も真似できない、唯一無二の作品ですよね。
そんな西野壮平さんがどんな人なのか、経歴、受賞歴など、気になったのでまとめてみました。
西野壮平のプロフィール
- 生年月日:1982年 月日は公表されていません
- 出身地:兵庫県
- 出身大学:大阪芸術大学 写真学科 2004年卒業
- 卒業後:出版社勤務⇒フリー転身
高校生の頃の経験が写真を撮るきっかけに
小学生の頃は、サッカーに夢中になり、強豪チームに入ってプロを目指して頑張っていたそうですが、中学生の頃には周りがどんどん成長していく中、ついていけなくなったとか。
出身高校は気になるところですが、残念ながら情報がありませんでした。
高校生の頃もサッカーを諦めず、強豪チームに所属して頑張っていたようですが、やっぱりついていけず、結局辞めてしまったようですね。
高校生の頃、お遍路めぐりの経験があり、その時に自分の歩いた軌跡を残すため、写真を撮って歩いていた、と語っておられます。
その頃は、ただ記録することが目的だったようですが、この「記録」が今に繋がっているのですね。
大学時代から今の作風に
今のような製作行程、作風になってきたのは大学時代からだそうです。
初期はポストカードサイズだったとか。
大学の卒業製作で作り上げた都市作品をCanonの『写真新世紀』に応募すると、それが優秀賞に。
そこから作品づくりが本格化したのだそう。
大学卒業後はアルバイトを転々としたり、その後出版社に就職したようですが、その間も仕事をしながら作品作りをしていたそうです。
その後も数々の賞を受賞し、世界各地で個展を開催するなど、大活躍しています。
西野壮平の受賞歴
2004
- 大阪芸術大学卒業制作展 学長賞
2005
- JPS企画展『ヤングアイ』
- 日本写真家協会 会長賞
- キャノン写真新世紀 2005
- 南條史生氏選優秀賞
2013
- 日本写真協会賞 新人賞
- Foma Talent Call 2013
2016
- さがみはら写真新人奨励賞
2017
- Prix Pictet『SPACE』Finalist
西野壮平の過去の写真展
2004
- 大阪芸術大学卒業制作展
2005
- JPS企画展「ヤングアイ」
- キャノン写真新世紀 2005巡回展
2007
- 都市との対話展-Bank Art 横浜-
2008
- 西野壮平展-エモンフォトギャラリー 東京-
2009
- キャノン写真新世紀 2009 PartⅡ 巡回展
- TAMA VIVANT 2009-多摩美術大学-
2010
- EMON SELECTION Vol.1 西野壮平展
-エモンフォトギャラリー 東京- - DAEGU PHOTO ビエンナーレ-韓国-
2011
- Wandering The Diorama Map 個典
-マイケルホッペンギャラリー ロンドン-
2012
- 日本の新進作家展Vol.10
-東京都写真美術館- - OUT OF FOCUS:PHOTOGRAPHY
-Saatchiギャラリー ロンドン- - フェスティバルImages Vevey
-ヴェヴェイ スイス- - Photo Espana フォトエスパーニャ
-マドリード スペイン- - Sohei Nishino Solo Exhibition 個展
-Stiftelsen 3,14 ノルウェー-
2013
- fotogáfica bogotá 2013 フェスティバル
-ボゴタ コロンビア- - A Different Kind of Order:The ICPトリエンナーレ-ICP ニューヨーク-
- ART ARCH HIROSHIMA 2013-広島美術館-
- Foam Magazine Talent Exhibition 2013-アムステルダム オランダ-
- Of Walking グループ展-museum of Contemporary Photography シカゴ-
- Sohei Nishino Diorama Maps 個展-SANATORIUM イスタンブール トルコ-
2014
- KYOTOGRAPHY フェスティバル-京都-
- Unseen Photo Fair CITIES-アムステルダム オランダ-
- NEW DIORAMAS 個展-マイケルホッペンギャラリー ロンドン-
- Photography Nowグループ展-IMA gallery 六本木-
2015
- Photo London CITIES 特別展示-ロンドン-
- 東京国際写真祭-城南島アートファクトリー 東京-
- Sohei Nishino Exhibition CITIES-Polka Gallery パリ-
- 西野壮平展 Action Drawing 個展-IMA gallery 六本木-
2016
- Festival la Gacilly Photo -フランス-
- New Work:Sohei Nishino Exhibition個展-サンフランシスコ近代美術館 アメリカ-
2017
- Prix Pictet『Space』Finalist exhibition
西野壮平写真集
- 『TOKYO』 発行年:2015
代表作「Diorama map tokyo (2014)」を496の断片に分割して1冊にまとめたものです。 - 『Water Line. A Story of the Po River』 発行年:2019
イタリア最大の河川、ポー川流域をめぐり、移動中に撮影した写真で創られた作品。
西野壮平作品展『線をなぞる“tracing lines”』
2022年1月20日~3月7日まで、東京、品川のキヤノンギャラリーSにて、『線をなぞる “tracing lines”』開催中です。
今回の展覧会のテーマは「水」
コロナ禍で新たに制作した作品
【Mountain line “MT Fuji”】
流氷をめぐる旅を映した
【A Journey of the Drifting ice】
など、約100点の作品が展示されています。
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写真の配置など、すべてに意味があって、計算しつくされているんだろうな、と感じます。
肩書は「写真家」ですけど、写真を撮るだけじゃない。その先も含めて、もっと相応しい、彼だけの肩書がないものでしょうか。
今後も世界中で旅をして、新たな作品をたくさん見せてくださることでしょう。
期待が膨らみますね!