子育てしていく中で、必ず出てくる悩み。【遊び食べ】
栄養面、手づかみしやすいように、どうやったら食べてくれるか
などなど、色々考えて、頑張って作ったごはん。
そのごはんを、投げる、落とす、ひっくり返す、食べてくれない…
頑張れば頑張るほど、メンタルやられますよね。
この記事に辿り着いたということは、毎日毎日、格闘しておられるのではないかと思います。
本当にお疲れ様です。
我が子はダウン症があり、重度知的障害・自閉症を合併しています。
その影響もあり、遊び食べや、謎のこだわりには、相当悩まされました。
クセが強すぎて、調べても調べても、どこにも載ってない…
作業療法士さんや、臨床心理士さんなど、いろんな人に相談したり、自分なりに試行錯誤しながら、あらゆる対処法を、本当に色々試しました。
今、遊び食べや、食事中の問題行動で悩んでいる人へ
私がしてきた対策や、うまくいった方法などをシェアすることで、少しでもお役に立てれば、と思い、まとめてみました。
私の息子に効果があったからと言って、あなたのお子さんに効果があるとは限りませんが
でも、たくさんある方法を試していく中で、ひとつでも当たりがあれば、少し軽くなっていただけるかなと。
あなたのお子さんの【当たり】があれば、私も嬉しいです。
わざとこぼす

まず最初にぶち当たったのがこれです。
こぼれた液体は水たまり。
紙パックの飲み物は水鉄砲。
とろみをつけたスープ、ヨーグルトなども、垂らしてみたり、テーブルにぬりぬり。
液体は全て、水遊びの対象です。
こぼれた雫や、飛び散るのを見たりして楽しむのです。
お茶はまだいいけど、汁物は具も散乱するし、牛乳は臭いし…
発狂しそうでした。
いや、時々してた。
初期の対処法は、シンプルに
- 汁を入れずに具だけにする
- 近くに置くのをやめる
- 飲み物はお茶か水だけ
私の心に余裕があるときに、時々少量、近くに置いて様子を見るようにしました。
そしてもう一つ、息子は液体を飲むのが苦手でした。
嚥下があまり上手でなく、ませてしまう。
なので、そもそもお茶とか、全然飲まなかったのです。
そのため、1歳の夏から、熱中症予防のために、お茶を寒天で固めて、ゼリーを作るようになりました。
これが意外に良かったです。
ぶちまけることもなく食べてくれて、水分補給もしっかりできるようになりました。
しかも寒天だから食物繊維だし、健康的。
一石二鳥、三鳥。
それからは、おやつに野菜ジュースでゼリーを作ってみたりして、お茶以外の飲み物も、抵抗なくあげられらようになりました。
ちょっと手間ではありますが、レンジでもできるので、サラサラの液体が苦手なお子さんには、試す価値ありそうです。
粉寒天の袋に書かれている分量で作ると固すぎて、半量か、2/3くらいで作っていたと思います。
ちょうどいい固さを見つけて、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
食べ物を投げる
手づかみが始まると、食べ物を投げるようになりました。
手づかみ用のものって、結構作るの大変じゃないですか。
一口サイズに切ったり、ちっちゃく形成したり、形が崩れないように工夫して、とか。
しかも3回食になって、食べる時間も合わせたら、気づけばずっとごはんのことしてる…
そして、頑張って作ったのに、投げ捨てられる。
謎だったのは、『投げ捨てる=食べたくない』ではなかったことです。
豆まきのように、掴めるだけ掴んで、投げる。
そして、それを拾って食べるんです。
謎すぎる。
落ちた物を食べるのも、止めた方がいいのか?と迷いましたが…
そのまま口に入れるよりも、一旦投げる量の方が多いのです。
食べ物を無駄にするのももったいないし
一食分食べてもらおうと思ったら、3倍、4倍の食事を用意しないといけない、ということになります。
しかも、止めると癇癪が始まって、更にあらゆる物をひっくり返し始めるので、止めるのはやめました。
悩みの種ではありますが、手掴み食べは、脳の発達も促してくれるし、指先の訓練にもなるので、なるべくさせてあげたいところです。
とりあえず、投げたものを拾って食べてもいいように、ごはんの前に、床を綺麗に拭くようにしていました。
作業療法士さんにも相談してみましたが、
食べたくなくて投げるとか、ある程度満たされて、集中が切れて、とかはよくあるけど、そのパターンは聞いたことないと…
でも、色々提案してくださいました。
- 目の前のお皿には、5個とか、少量ずつ入れて、食べたら補充する
- レジャーシートを敷いて、片づけを楽に
こんな感じです。
お皿に5個ずつ入れるのは、結構良かったです。
面倒ではあるけど、投げられるよりは全然まし。
それでも、しばらくは、たまに投げたりしてましたが、いつの間にかなくなりました。
口に詰め込む

手づかみ食べのもう一つの悩みです。
自分の口に入る量がわからないみたいで、口からはみ出るほど詰め込むのです。
よく、おえー!となっていました。
詰まらせたら本当に生死に関わるので、常に気をつけて見守りが必要です。
【投げる】で書きましたが
目の前のお皿に少ししか入れない
というのが、詰め込み防止にも効果を発揮してくれました。
とはいえ、自分の適量を、自分でしっかりわかるまでは、やっぱり見守りは必要です。
ミニトマトやブドウみたいな、よく子どもが詰まらせてニュースに出てくるようなものは、必ず小さく切ります。
息子は、あまり噛まず、すぐ飲み込んでしまうので、7歳になった今でも、固いものとか、食べにくいものとかは小さく切ります。
最近は、切らずに出すと、ジェスチャーで『切って』と伝えてきます。
あとは、もし詰まりそうになった時、最悪詰まってしまった時のために、対処法を、脳内シュミレーションしておく。
検索すれば、背部叩打法・胸部突き上げ方・腹部突き上げ法など、詳しいやり方が出てきます。
それを、何かあった時のために、頭に入れておく。
それだけでも、少しの安心材料にはなります。
幸い、これまで実際には使うことなく無事です。
スプーン、フォークを投げる

これも、なかなか厄介でした。
まず最初の頃は、フォークに、こちらが刺してあげて、自分で口に入れる、みたいなところから始めますよね。
上手に口に入れるのですが、ひと口食べるごとに、フォークを捨てる。
みんなこんな感じなのか?と、他の人や、作業療法士さんとかにも聞いてみたけど、また初めてのパターン。
もう、本当にクセ強すぎです。
毎回拾いに行くのは面倒なので、家にあるフォークを全部手元に持ってきて、手元のフォークがなくなったらまとめて回収。
お弁当用のピックを100均で買ってきて、それを使ったり。
結局、ひと口ごとに投げるのは、結構長い間続きました。
ただ、私が少しでも回収するのが楽になるようにしていた感じ。
タイミング的には、手づかみも上手にできて、フォークも上手に刺せるようになってきていたので、移行していくには、ちょうどいい頃だったと思うのです…
本人にとっては、難しいから食べにくいし、もどかしかったのかもしれません。
少しずつ上達していくと、いつの間にか投げる回数も減って、いつの間にか投げなくなりました。
まだ早かったのかな、とも思いますが、やらないと上達しないので、彼にとっては必要な練習期間だったのかな、とも思っています。
偏食
我が子の好きな食べ物は、炭水化物、揚げ物、卵、乳製品、お菓子。ポリポリ食感がいいものなどもわりと食べてくれます。
自分で食べるのは、こんな、間違いなく自分が好きなものだけです。
これは…書いてたのですが、思いのほか長くなりすぎちゃったので、別の記事でまとめました。
こどもの偏食との戦い|ダウン症・自閉症児の偏食にしてきた対応
偏食でお悩みのかたは、よかったら読んでみてください。
ちゃぶ台返し
これは、数ヶ月前にもあったので、解決したかと言えば、微妙なところではありますが…
何かのきっかけで、急に火がついて、パニック状態になることがあります。
最後のときは、お汁が膝に当たって、意図せずこぼれてしまった時でした。
私も夫も、怒ったり、過剰に反応したりはしていません。
でも、こぼれたのが引き金になって、テーブルに置いてある食べ物や、カトラリーなど、片っ端から壁や床に叩きつけて
最終的には、テーブル(小さめのちゃぶ台)やミニ椅子もひっくり返しました。
さすがにちょっと、窓の方に向かって投げたので、めちゃくちゃ焦りましたが。
その後、テーブルも椅子も撤去しました。
1年前くらいまでは、こんな癇癪というか、パニックというか…
こんなのが食事の時以外にも、わりと頻繁にありました。
物を投げたりひっくり返したり、部屋のドアを何度もバンバンしたり、自分の頭を床にぶつけたり…とにかく激しい。
空気清浄機も何度も倒されたし、テレビもリモコンを投げつけて、液晶割られたし…
最初の頃は、どうしたらいいかもわからず…
こちらは怒ってもないし、なぜそんなに急に爆発するのか、意味がわからなくて、こちらも息子の反応につられて「なんなんだーーーー!!」ってなっていました。
発達を見ていただいてる先生に、何度か薬を勧められましたが、薬はできるだけ避けたくて…
本当に無理なら仕方ないけど、他の方法は何かないのかな…と。
往生際が悪いのかもしれませんが。
いろんな所で調べて、いろんな人に相談して、色々試しました。
- 添加物を避ける
- 鉄分摂取
- ラベンダーの香り
- ヒーリングミュージック
本当に効果があるのか?と疑うようなものでも、根拠のない見えない物を信じない私ですが、情報を得れば、とりあえず何でも試しました。
でも結局、何年もこの癇癪と付き合ってきて、最終的に一番いいと思う対処法は
【反応しない】が一番かなと思っています。
それでも暴れていたら、寝室に行ってもらいます。
寝室なら、危ないものもないし、投げても布団や枕なので。
最近では、しばらく(10〜15分くらい)寝室で大きな声で叫んだり、ちょっと暴れたら、何事もなかったように戻ってきます。
途中で話しかけると長引くので、話しかけない方がいいみたいです。
そんなこんなで、以前は頻繁にあったパニックですが
気づけば、少しずつ減ってきて、時間も短くなり、今はほとんど見られなくなりました。
こちらも、本人も、ストレスが格段に和らぎました。
そしてもう一つ
投げられて危ない物を、置かないこと。
我が家は、どんどん物が減っていってます…
先日ひっくり返してしまった小さなテーブルも、椅子も、すぐに撤去しました。
重いダイニングテーブルはさすがに投げれないかな。
ダイニングの椅子は、ベンチタイプにして、2個を紐で縛ってくっつけて、持ち上げられないようにしています。
オシャレではないけど、安全第一。
かなり減ったとはいえ、まだ、もう起こらない、と、はっきり断言はできません。
なので、安全対策は万全に。
さいごに
7歳になった今でも、小さな問題は多数あります。
今は、自分でコップに注ぎたい。そして、わざとこぼしたい。
コップも揺らしてこぼしたい。
ヨーグルトをスプーンで床にポタっと垂らして、それをのばしてみたり…
解決してないじゃないか!と思われるかもしれませんが、全然違います。
何が変わったのか
何が問題だったのか
私です。
私の反応と、対応が変わりました。
最初の頃は、つい反応して「あー!」とか言っちゃってました。
注意すれば、どんなに優しく言ったとしても逆ギレ。
他のものまで投げ散らかして、散乱。
そしてこちらもつい、つられて怒鳴ってしまう。
でも、これは、こどもにとっては、ヒートアップの種でしかなかった。
虐待と思われても仕方ないと思うほどの、怒鳴り声&こどもの泣き声だったと思います。
幸い通報された事はないですが…
でも、今は冷静に、淡々と対応できます。
注意すると(どんなに優しく言ったとしても)癇癪が始まることは目に見えてるのです。
ひっくり返しても、こぼしても、反応せずに淡々と、片づける。
甘やかしだろ。と思う人もいると思います。
悪い事は悪いと、ちゃんと教えるべきだと。
でも私は、これはもう、障害の特性として、この人のこだわりとして、こちらが工夫するのが最善かな、と思っています。
そのうちわかってくれたらいいな…と。
何より最優先することは
【お互いのストレスが減ること】
ポットや水筒の中身を、少なくしておく↓
こぼさず上手に注げて褒める↓
『こぼすよりそっちの方が気分いいかも』と思うようになってくる↓
頻度が減る
こぼした↓
わざとじゃない、と、私自身を洗脳する↓
「タオルここにあるよ」「自分で拭いてください」と自分で拭いてもらうか、一緒に拭く
最近は、私が知らない間にこぼして、いつの間にか拭いてくれてる、なんてこともよくあります。
めちゃくちゃ平和になりました。
今のところ、息子も、私も、これが一番ストレス最小限で済みます。
そんなこと言ったって、こっちも頭に血が上って自分の感情コントロールできない!
って思っていました。
でも、これもいろんな方法を試しました。
アンガーマネジメントだとか、呼吸法だとか、何が効果あったのか、わからないぐらい色々。
おかげさまで、少しずつ落ち着いて対応できるようになってきて、息子の反応も落ち着いてきている、と感じています。
これはまた、いつか書こうと思います。
長くなってしまいましたが…
最後までお読みくださり、ありがとうございました。



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