障害がある子どもを育てていると、必ず行き着く【療育】
我が子はダウン症を持って産まれたため、そのうち療育を…と、最初から言われていました。
でも実際に、子どもを通わせるとなると、気になることも、たくさん出てきます。
- 実際何をするのか
- 効果はあるのか
- 早期療育した方がいいのか
- 本当に必要なのか
などなど、他にもたくさんありました。
なんの知識もなかったので
療育と聞くと、問題行動を正す、矯正するとか、普通に少しでも近づける、みたいな、そんなイメージもありました。
本当に必要なのかどうかも、いまいちわかっていませんでした。
でも、行ってみないことには、いいも悪いもわからないので。
産まれた時からお世話になっている小児科の先生から促されるまま、通うことになったのが始まりです。
今となっては、利用できる限り、なんでも利用しています。
ないと困ります。
我が子は運良く、そんなに待たずに、数ヶ月待ちくらいで、通えるようになりましたが
他のママさん達に聞く話だと、通わせたくても、問い合わせてすぐに、とはいかないことも、わりとあるようです。
発達支援センターに通えるまで、1年待ったとか、半年待ったとか
仕事してるのに親子通園しかできない
利用できる放デイが見つからなくて、夏休み中の仕事どうしよう
などなど
なかなかスムーズにいかない、という声も時々耳にします。
早く通える裏ワザなんてものが、あるわけではないのですが…
- 息子が児童発達支援施設に通えるまでのこと
- 通い始めて実際のところ、どんな感じなのか?
- 個人的に気になっていること
などを、遡って、振り返りながら書いています。
参考になれば幸いです。
お子さんが楽しく療育に通えますように。
そして、家族みんなが、生き生きと過ごせますように。
リハビリ施設
生後6ヶ月頃、初めて【療育】というものが始まりました。
月1回、かかりつけの小児科からの紹介で、通うことになったのが最初です。
基本的に、予約の電話をしても半年後とかになることが多いとのことで
1歳から始めることを想定して、早めに紹介してくださったのですが
運良く空きがあり、全然待つことなく行けることになりました。
リハビリセンターでは、作業療法士さん、理学療法士さん、言語聴覚士さんが、心身の発達や嚥下を見てくださいます。
【作業療法】指先を使った遊びや、知育玩具、やり取り遊びなどで発達を促す
【理学療法】遊具で遊びながら体の使い方を見てくださったり、歩行訓練など
【言語療法】発声、発音など、言葉に関することだけでなく、咀嚼や嚥下など、口の中の機能全般
ざっくりこんな感じです。

おもちゃや遊具を使って、遊びながら、身体の動きや、発達程度を見てくださって
その時期に適したアプローチで、発達を促す訓練をしたり、補助したり、という感じ。
訓練といっても、こどもにとっては遊びです。
上手に誘ってくださるので、息子もいつも楽しく取り組んでいました。
それぞれ1時間ずつ、月1回。
目に見える効果っていうのは、正直よくわからなかったです。
でも、息子も楽しく通っていたので、遊び場が増えていいかな、という感じで通っていました。
ど田舎に住んでいるため、近くにはそのような施設がなく、車で1時間かかるのが難点…
でも、メリットの方がはるかに大きい。
私にとっての1番のメリットは
【困った行動や、心配なことなどを、相談できる場所が増える】
ということです。
人付き合いが得意ではない私…
息子が赤ちゃんの頃は、外に出る機会も少なく、自分から誰かに連絡をとることもなく
話す相手も、ほとんどいませんでした。
そして、当時の私は
相談したいのは、障害のある子どもを育てた経験のある人、もしくは専門家。
みたいな、ちょっとひねくれた、閉鎖的な考えをもっていたのです…
専門的な知識を持っていて、経験豊富で、安心して相談できる
そんな存在は、私にとって、すごく貴重でした。
発育のことや体調面は、毎月病院に通っていたので、小児科の先生に相談できていましたが
物を投げる、自分で頭をぶつける、癇癪がひどい、などなど
困った行動が、結構たくさんあったので…
それに関しては、作業療法士さんに相談していました。
いつも真剣に考えてくださって、その都度、いろんなアドバイスや提案をしてくださるので、強い味方。
これまで関わってきたお子さんに、試してみて効果があった方法など、教えてくださったり
たくさんの情報や、知識をお持ちなので、本当に心強かったです。
提案してくださったことを試して、合えば継続して様子を見る。
あまり効果がなければ、次は別の提案をしてくださって、また試してみる。
そんな感じで、一緒にひとつずつ、正解を探していく感じです。
自分でも、思いつく限り、色々やってみますが
プロ目線からだと、私には思いつかない提案をしてくださることも多くて、さすが!という感じです。
児童発達支援センターに、3歳から毎日通い始めたので、ここでの療育は、終了となりました。
親子教室、子育てサロン
施設療育とは違うかもしれないのですが
【発達を促す】という意味では、親子教室も、療育の役割を果たしてくれたな、と思います。
前項のリハビリ施設でも、親子教室をやっていて、それに合わせて訓練の予約をとっていました。
リハビリ施設でやっている親子教室は、障害があるこどもが対象なので
ママさん達とも打ち解けやすかったし、共通の話題などもあったりして、話しやすかったです。
他にも、自治体がやっている親子教室、児童館や公民館などでやっている子育てサロンなど
地域差はあるとは思いますが、いろんな親子教室があります。
誘われたり、見つけた時には、積極的に行くようにしていました。
基本的には、リトミックや運動遊び、ベビーマッサージなどが多かったですが
その他にも、工作、季節に合わせた遊びなど、いろんな遊びやイベントがあって楽しいです。
おじいちゃんおばあちゃんが、昔ながらの遊びを教えてくれたり
焚き火や、お正月の餅つき、子どもたちが自分でトッピングしたピザを、ピザ窯で焼いて食べたり
家ではなかなかできないことも、色々体験出来たりして、とてもいい刺激になっていたと思います。
自分でしようと思うと、準備も大変なので、本当にありがたいです。
子どもだけでなく、私も楽しく通わせていただきました。
児童館は、いろんなイベントをやっていますが、その他の親子教室や子育てサロンは、月1回が多い印象。
児童館のイベントは、対象年齢が、2歳までと3歳からで別れている(工作系とか)のもあったりしたのですが
実際には3歳過ぎているけど、発達年齢的には2歳未満の方に参加したいな、みたいな…
そんな時も、職員さんに聞いてみると、あっさり2歳未満の方に参加OKいただけたりして。
他の子どもたちと遊ぶ機会ができて、いろんな体験ができる。
未就園児にとっては、とても貴重な場所だと思います。
ただ、人付き合いが得意な人間ではない私。
引きこもりがちで、外に出るのは、とても苦手です。
なので、最初の一歩は、かなり気が引けましたが…
でも、そんな私でも
行ってみれば、なんの問題もなく、むしろ歓迎ムード。
例外なく、すっごくいい人ばかりでした。
他のママさんたちとお話したり、子どもたちが遊ぶ姿を見たり、すごく楽しい時間。
緊張しながらも、最初の一歩を踏み出してよかったです。
今でも、参加できるイベントがあれば、よく行きます。
いろんな場所に出向いて、いろんな経験をさせてあげるのは、楽しいだけでなく、脳にいい刺激になります。
近くの子育てサロンや親子教室を探して、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか。
きっと、新しい世界が広がると思います。
外に出るのが大好きな息子は、楽しく参加しているようですが
知らない場所や、知らない人が、本当に苦手!本当に無理!というお子さんも、中にはいらっしゃると思います。
様子を見ながら、無理のない程度に…
お子さんに合う場所、お気に入りの場所を探してあげられたらいいですね。
これ以外にも、発達を促すのにプラスになったかな、と思っている習い事のことなど
別の記事で書いていますので、よければぜひ、読んでみてください。
児童発達支援センター
2歳頃、息子の癇癪と自傷行動がひどく、精神的にキツかった私。
正直、療育とかどうでもよく、少しでもいいから、離れる時間が欲しくて
親子通園ではなく、預ける形で通える所に、1日でも早く行かせたい。
そう思って、相談支援事業所に問い合わせました。
私の住んでいる地域では、毎日通園できる児童発達支援センターは1ヶ所。
ということで、そちらを希望しました。
が、その児発は3歳以上から受け入れ可能だそうで…
それまでの間、週1〜2日で、時間も短いとのことでしたが、通えそうな所を見つけてくださいました。
離れられるならなんでもいい。
早々に、週2で通えるように、手配していただきました。
数ヶ月待ちましたが、週2日でも、とてもありがたかったです。
この頃は、子どもの発達を促すことよりも
【離れること】が最大の目的でした。
仕事をすれば、保育所を利用できたのだろうと思いますが、出産後に退職してしまったし
この頃は働くなんて考えられなくて…
今は、誰でも通園制度とかありますが、まだなかったのです。
一緒にいると、常に私にベッタリで、離れない。
家事もさせてくれないけど、ごはんは作らないと食べられないし、やらないわけにもいかない。
ごはんを作るためにキッチンに入ると、物を投げ散らかし、頭をぶつけ始め、大声で泣き叫ぶ息子。
自分でぶつけたんだろ!!
痛いならぶつけるな!!
こちらもつられて怒鳴ったりして。
なぜ痛いのに何度も頭をぶつけるのか、理解不能だし
どうしていいかもわからないし、カオスです。
一度始まると、お互いヒートアップしてしまうので
抱っこしたまま、片手でごはんを作ったり、息子が寝ている間に家事をしていました。
そんな状態で、働くとしたら、私はいつ寝るのか?
考えただけで気が滅入ります…
自発に通えていなかったら、虐待してたかもしれないな、と本気で思います。
3歳を過ぎて、週5日の通園ができるようになってから、ようやく、心に少しずつゆとりが出てきたように思います。
仕事どうしようかな、とか、この頃からやっと、考えられるようになってきました。
そして、息子にとっても、メリットはたくさん。
家では、ほとんどの時間を私と2人で過ごすので、遊びも限定的になりがちですよね。
集団生活ならではの楽しさや、学びもたくさんあります。
毎日とても楽しく通っているように見えました。
先生も、日々いろんな子の支援をしておられるだけあって、扱いがとってもお上手。
バス送迎でしたが、参観日やお迎えなどで時々行くと、こども達の困った行動を目撃することもよくありますが
声のかけ方も、対応もさすが。と毎回思います。
個々の特性をしっかり見て、それに合わせた支援をしてくださってるな、と。
児童指導員、作業療法士さんなど、保育士以外の先生がいたりするのも、保育所と違うところです。
息子が通っていた所は、公認心理士さんもいらっしゃって、保護者の個別カウンセリングなども、希望があれば、してくださっていました。
こどもの様子を、いつも近くで見てくださっている先生に、家庭での不安や、困った行動などを相談できる。
それってとても心強いですよね。
そして
親の休息できる時間を確保できる。
親のメンタルを保つためにも、すごく必要な場所だな、と思います。
放課後等デイサービス
小学校は、特別支援学校に通っています。
学校も、一人ひとりのこどもをしっかり見て、それぞれのこどもに合った支援をしてくださっています。
支援学校も療育のひとつですね。
そして、学校終了後は、放課後等デイサービスを利用しています。
入学してしばらくは、学校に慣れるのが最優先。
環境が急に変わると、ストレスで、癇癪やパニックが増えたりすることもあるので。
意外にも、学校は、最初から楽しんで通えているようで、放デイを追加しても大丈夫そう。
ということで
相談支援の先生と一緒に見学に行って、何度か活動に参加させてもらったりして
入学から約1ヶ月
5月の連休明け頃から通い始めました。
水泳教室と体幹教室に通っているので、残りの週3日が放デイです。
学校にはすぐに馴染めた息子でしたが、放デイに慣れるまでが、ちょっと長くて
かなり荒れました…
すごく興奮していて、帰宅するなり、物を投げまくったり、大声で叫んだりする。
30分くらい続くこともありました。
合わないのかも…と思いつつ、様子を見ていると、少しずつ落ち着いててきて、ひと安心。
なんとか順応できてきているようだったので、そのまま継続することにしました。
今では、とても楽しめているようです。
放デイは、高校生まで通っているので、いろんな年齢の人と混ざって、一緒に活動できる楽しさもあると思います。
息子が通っている所は、活動の内容が書いてあるカレンダーをくださるのですが
いろんなアプローチをしてくださってるな、と感じます。
ざっくり分けると、身体を使う日、指先を使う日、ソーシャルスキルの日、みたいな感じ。
学校と情報共有しながら、連続性もしっかりと考えてくださっています。
特にトイトレは、積極的に進めてくださって、助かっています。
おかげさまで、学校と放デイでは布パンツで過ごしていて、失敗も少なくなってきたのですが
何かこだわりがあるのか、家ではなかなか、布パンツを履いてくれないのです…
オムツが外れるのは、もう少し先なのかな…
夏休み、冬休みは、日中の利用もできるので、とても助かっています。
おかげ様で、そんなに生活リズムを崩すことなく、健康的な長期休みが過ごせるので、ありがたい。
私がひとつだけ、気になっているのは
ジャンクフードですかね…
夏休み中のお出かけで、外ランチに行く時に、やたらとマクドナルドに行くなー、と。
1週間も経ってないのにまたマック。とかもあったりして…
あと、赤色○号、青色○号とか、カタカナの怪しい甘味料や添加物がたくさん入ってたりするお菓子なども、気になってしまいます。
特に、ADHDの子など、発達面で気になる子どもが通う所なので
情緒や行動面で悪影響がある、といわれている添加物は、なるべく避けた方がいいんじゃないかと思うんです。
私は、身体は食べたもので出来ている、と思っているので、成長期の子どもの食べるものは、結構気になって。
おやつ代が高くなってもいいから、もうちょっと質のいいおやつがいいな…と。
少数派なのもわかっています。
そんなこと気にするなら利用するな、と思われるかもしれませんが…。
他の部分では、本当にいいことばかりで、本人も楽しんでるので
みんなと楽しく食べることで、心の栄養になっていると思うことにします…
まとめ
息子の療育歴を書いてみましたが、地域差があったり
やっぱり当たり外れ、というか、合う合わないとか、利用してみて初めてわかること、などもあると思います。
参考までに
自発・放デイと、保育所・児童クラブの違いを、大まかにいうと
- 職員数と受け入れ人数
- 置かれている職員
- 専門的な訓練や指導をしてくれる
- 個別療育
- 年2回のモニタリング(支援内容の評価・見直しなど)
保育所も児童クラブも、障害のある子どもも利用できます。
でも、重度だと、実際には難しいだろうな。と思います。
私が勤めているのは病児保育なので、普通の保育所のように、何人もの子どもを同時に保育、とか、したことないですが
多動性、衝動性が強い子、こだわりの強い子、自閉傾向が強い子などがいて、一人あたり5人以上も見ていたら
多分、行方不明になったり、事故に繋がったりで、生きて帰れないんじゃないかと思います。
一人ひとりに合った支援なんて、とんでもない。
そんな余裕は、絶対にないはずです。
もし、保育所や児童クラブの利用を希望した場合は、本来なら、加配をつけることになるかと思いますが
私の住む地域では、療育施設に通うように促されることが多い印象です。
というか、重度の場合は、ほとんどがそうなります。
保護者が希望すれば、もちろん無理ではないみたいですが、誘導される感じ。
軽度であれば、週2だけ療育で、あとは保育所とか、併用しているお子さんが多いです。
療育を勧められても「うちの子には必要ない」と、拒否する親御さんもいらっしゃいますが
個人的には、発達が気になるなら、療育施設に通うことで、いい影響もたくさんあるんじゃないかなと思います。
『個性を無くして、みんなと同じに矯正しようとしている』
わけではない。です。
作業療法士さんなど、専門の職員がいて、一人ひとりをしっかり見て、個々の発達に応じた支援をしてもらえる。
ネガティブなイメージを持つ人もいるのかもしれないけど、私はとっても助かっています。
私の個人的な意見ではありますが、何か参考になれば幸いです。



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