我が子はダウン症、自閉症を合併しており、重度知的障害があります。
療育は、生後6ヶ月頃から通い始めましたが
それ以外にも、発達のプラスになりそうだなと思い、いくつか習い事にも通っています。
知的障害があると、何か習い事とかやらせたいな、と思っても
- 受け入れもらえるのか
- ついていけるのか
- 他の子とうまくやっていけるのか
- 楽しめるのか
などなど、いろいろ気になりますよね。
でも、本人はとても楽しそうに通っています。
教室によっても、種類によっても、先生のキャパによっても違うとは思いますが
参考程度に、息子の習い事をまとめてみました。
療育のことに関しては、別記事を書いていますので、よければこちらも、ぜひ読んでみてください。
めばえ教室
1歳半頃から1年間、めばえ教室に通っていました。
夫がどこかから『いいらしい』と聞き、通わせたいと。
徒歩5分の場所だったこともあり、いいかなと思い、問い合わせてみることに。
知的障害があっても、受け入れてもらえるのか、聞いてみると
前例はないけど、体験で様子を見て、それから決める、ということになりました。
そして、本人も楽しんでいたし、大丈夫そうと、受け入れてくださいました。
教材は、手作りのような、手の込んだものもあり、デザインもかわいかったです。
想像を膨らませて、いろんなものに見立てて遊んだり、確かに脳を育ててくれそうな感じ。
保育所には通っておらず、月1回の療育では個別だったため、他の子との交流ができる場所ができて、そこも魅力でした。
最初の頃は、まだ健常の子との差は、あまり感じず、同じように参加できていました。
でも、2歳を過ぎた頃、歩けるようになると、みんなと教材で遊ぶよりも、歩く方が楽しくなってきたようで
毎回のように、途中で部屋から出てしまうようになりました。
その頃になると、他の子は、会話のやり取りができるようになったり、理解できることも増えてきて
少しずつ、差が開いていくのを感じました。
他の子たちと息子を比べて、まだできないとか、同じようにしてほしいとか
そういう思考には、全くならなかったのですが
わりといいお値段の教材&月謝だし、内容的には、とてもいいので
無駄になるのは、なんだか勿体ないな…
とか、思っていました。
息子からしてみると、そんなことは知ったこっちゃない、ですよね。
この時、息子がしたかったのは
自分の興味がある所に、自分で歩いて行って、見て、触ってみること。
それも立派な知育ですよね。
ともあれ、部屋から逃亡はするものの、毎週、行くのは楽しみにしていたようで。
カバンを見せて「行く?」と聞くと、ノリノリで、自分で準備していました。
毎週決まった時間に行って、「こんにちは」「さようなら」と、喋れないけど、おじぎで挨拶したり
手遊びうたなどは、上手に真似したりして、好きなプログラムには参加できていました。
楽しんでいたと思います。
本来の時間の、半分ほどしか部屋にはいなかった気がしますが
行きたい様子ではあったので、契約が終わるまでの間は、毎週通いました。
1年間だけでしたが
『知育』『他の子たちとの交流の場』という意味では
通ってよかったな、と思っています。
スペシャルオリンピックス
スペシャルオリンピックスって、知っていますか?
知的障害がある人が、スポーツを楽しむための組織、といいますか。
みんなで一緒にトレーニングしたり、大会もあったりします。
世界大会とかもあるんですよ。
だけど、パラリンピックは有名なのに
スペシャルオリンピックスは、知らない人が結構いらっしゃるんですよね。
私も、息子が障害をもっていなければ、知らなかったと思います。
陸上、水泳、柔道、バスケ、フロアホッケーなどなど、いろんな競技があるのでですが
息子は、幼児を対象とした『ヤングアスリートプログラム』に、参加しています。
本格的に競技ができるようになる前の、基礎体力をつけたり、活動に慣れる、という目的もあるようです。
習い事の教室とは、少し違うかもしれませんが
こちらは、4〜5歳頃から通い始めました。
この頃は、人見知り、場所見知りがあり、最初は、建物の中に入るのも抵抗していて
少しだけ入っても、すぐに外に出て、外をぐるぐる歩いてみたり、遊具で遊んでみたり…
ボランティアスタッフさんやコーチが、一緒に遊んでくれたり、散歩に付き合ってくれたりしながら
2回目、3回目と、何度も通ううちに、中に入って活動できることも、少しずつ増えていきました。
今では、誰よりもハイテンションで楽しんでいます。
幼稚園や保育所の、運動会のような感じの活動が多いです。
音楽に合わせて身体を動かしたり、アスレチックコースに挑戦してみたり。
ちびっ子が大好きな運動遊びを、月1回、2時間ほど楽しんでいます。
息子は今7歳なので、そろそろ他のプログラムにも参加してみてもいいな、と思いつつ…
身体が小さいのと、通える曜日、時間帯などの問題もあって、まだもう少しの間は、ヤングアスリートかな、と。
陸上とか、球技も楽しそう。
色々行ってみて、息子が好きそうなものを見つけてあげられたらいいな、と思っています。
お住まいの地域によっては、近くになかったりするかもしれませんが
試しに体験とか、行ってみるのもおすすめですよ。
スイミング

息子は水遊びが大好きなのです。
水たまりでバチャバチャするし、お風呂も、放っておいたらずーっと入っています。
ということで
5歳頃から、市がやっているプール教室に通うようになりました。
障害がある人を対象としたクラスです。
教室といっても「これをやりなさい」という感じではなく、誘ってはくれるけど、無理強いはしない感じ。
こだわりの強い息子には、とても合っています。
浅い所で遊んだり、深い所に飛び込んでみたり、大はしゃぎです。
親(介助者)も一緒に入らないといけないので、私も水の中で歩いたりして、いい運動になっています。
息子を追いかけるのがメインですが。
水の中で自分の命を守るための、役にたつスキルですよね。
泳げない私は、息子が溺れても助けてあげられないので、自分で生き延びられるように、泳げる人になってほしいです。
息子と一緒に、私も泳ぐ練習しようかな。
でも何より、本人の好きなことを、めいっぱい楽しむことが一番ですね。
普段はゆっくりペースで、着替えも準備も、こちらが急かすのですが
プールの時は、プールバッグも自分で持って、家を出る時も、早く早くと言わんばかりに、私を急かします。
プールに着いてからの着替えも、自分で全部進んでやって、帽子もちゃんとかぶって。
『好き』の力は偉大です。
ただ、ひとつ問題が…
終わりの時間になっても、なかなかプールから上がってくれなくて
逃げるし暴れるし、毎回大変なのです。
次のクラスの人たちが入ってくるので、すぐに出ないといけないのですが…
毎回毎回、苦労しています。
そのうち理解して、すぐに帰れるようになる日がくるとは思いますが
いつになるのかな。
早くその日がきてほしいな。
体幹教室

身体を動かすことが大好きで、体力が有り余っている息子。
2年生になってから、週1で体幹教室に通うようになりました。
夫の知り合いということもあり、体験に行かせていただいて、楽しそうにしてたのがきっかけです。
厳しい先生。そして我慢が苦手な息子。
なので最初は、嫌がらずに行けるかなーと、少し心配していましたが
叱る時でも、愛のある叱り方をしてくださるし、いい所もちゃんと見てくれているので、息子もとても慕っています。
小学生に混ざって、ちゃんと真似してやっているのです。
最初の2〜3回は、逃亡して私の所にきて、仲間が連れ戻しに来てくれていましたが、それもすぐになくなりました。
先生も、仲間も、息子のことを理解してくれて、受け入れてくださっているように思います。
わかりやすく教えてくれたり、待ってくれたり、みんなが助けてくれる。
言葉の指示が、なかなか理解できないことも多いのですが
一緒にやってくれたり、身振り手振りで教えてくれたりして。
息子にとってはもちろん、仲間にとっても、いい効果があるんじゃないかなと思っています。
特別支援学校に通っている息子は、いわゆる『健常児』といわれる子ども達と、ここ以外では、あまり接することがありません。
いろんな人と関わることができる、貴重な場所です。
先生の理解とか、受け入れてもらえるか、とか、いろんな問題もあるかもしれませんが…
好きそう、プラスになりそう、とか
なにか惹かれるものがあれば、問い合わせてみると、意外にも受け入れてくれるかもしれません。
体験に行ってみて、難しかったり、合わないなと思えば、その時に考え直せばいいのかな、と思っています。
書道
書道も、2年生になってから始めました。
個別教室をしているかたと知り合って、試しに体験に行ってみました。
30分くらいで立ち上がってチョロチョロし始めましたが、楽しそうにやっていたので、月1〜2回通うようになりました。
多動傾向が強めなので、座学は向かないかなと思いましたが
ちゃんと座って、お手本を見ながら、自分なりに真似して、筆文字を書いています。
自分の名前や、『とまと』とか、大好きな『ふみきり』とか
お手本なしで、自由に好きなものを書くこともあります。
1時間の教室ではありますが、いつも30分くらいで集中力が切れるようです。
墨にはリラックス効果があるそうなので
墨の効果で眠くなるのか、飽きるのか、わかりませんが。
でも、筆文字を書くことは、楽しんでいるように見えます。
白い紙を見ると、絵や文字をたくさん書きたくなる息子。
紙を見つけると、しばらく集中して書いているので、書く行為も、文字も、好きなんだと思います。
学校で筆を使うことはあると思いますが、家では敢えて出すこともないので、筆文字を書くいい機会です。
個別レッスンなので、他の人に迷惑をかけることもないし、息子のペースで書いています。
気分が乗らない時には、私も先生も、無理強いすることはありません。
多動、衝動が強めな息子。
集中力や、心を落ち着ける効果があるのではないかと期待しつつ
楽しく通えるなら、遊び場が増えたと思って、続けてみようかな、と思っています。
さいごに
どんな習い事を選ぶか、人それぞれ、いろんな思いがあるとは思いますが
私は、頑張る習い事よりも、楽しく学べることや、好きなことを、習い事として選んであげたいなと思っています。
息子の場合は、家にいるよりも外が好きで、家で遊んでいても、ネタが尽きると、すぐ外に出たがります。
風邪でも、インフルでも、しんどい波が去れば、いつものように外を指差して
「行こー!行こー!」と。
家に帰るのも、クタクタになるまで遊ばないと気が済まないのか、物足りないのか…全力で帰宅拒否です。
もっと遊びのネタを増やしてあげられたら、飽きずに家でも遊べるのかもしれませんが
私も家だと、隙を見て家事をしたりするし、おもちゃも限られるので、飽きるのも仕方ないですが。
学校終わりに、真っ直ぐ家に帰りたくない息子を満足させるべく、放デイか習い事に毎日通っています。
疲れやすいお子さんや、他人といるより、家で静かに遊ぶのが合っているお子さんもいると思います。
このタイプは、また違うタイプの習い事が合いそうですね。
私もこっちです。
克服しようとか、慣らそうとして、無理に大勢でやるスポーツとかに行こうとすると、しんどくなってしまうんじゃないかなと思います。
合わない習い事を頑張ってしまうと、自信をなくしたり、落ち込んだりで、疲れてしまいます。
鬱や強度行動障害などの、二次障害を避けるためにも
しっかり経過を見てあげる必要があるな。と感じています。
こんな記事を書いてみましたが
べつに、習い事をしなくても、子どもは子どものペースで成長していくし
何より、本人が自分で「行きたい!」と思える、興味がある場所、楽しめる場所で過ごせることが、いちばんかなと思っています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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